デイ・ドリーム・ビリーバー(タイマーズ)
RCサクセションは,1988年に,名作「COVERES」を完成させる。
ところが,この中に反原発の曲が入っているということで,東芝を親会社とする東芝EMIが,「素晴らしすぎて発売できません。」という新聞広告で発売中止を発表。
結局このアルバムは,古巣のキティレコードから発売されることになる。
清志郎は,このアルバムの内容からして,既にアグレッシブなモードに入っていたと思われるが,この発売中止騒動でそのモードは更に加速していく。
実は,この頃RCのライブを観に行ったのだが,2部構成の第2部はもう反戦・反核・反体制のオンパレード。強烈だった。
そんなお怒りモードに入っていた清志郎が,仲間を集め,土木作業員の格好で学園祭でゲリラライブを決行しはじめたのは,1988年,昭和63年の後半。
そして,1989年(平成元年)に,この曲でデビューする。
モンキーズのカバー。カップスターのコマーシャルソングとしての認知度が圧倒的に高いと思われる。
但し,この曲は,特段問題作ではない。この曲のイメージでタイマーズのアルバムを聴かないほうがいい。前述のRC名義の「COVERES」なんかより数倍の毒が入っている。
夜のヒットスタジオでの,このライブは,いつ見ても痛快。
3曲やってますが,時間がない方,2曲目に注目です。
ザ・タイマーズ 伝説の生放送事故 オリジナル再アップロード 4K Video 5 1Surround
カルアミルク(岡村靖幸)
「カルアミルク」は,1990年(平成2年)にリリースされた,「家庭教師」というアルバムに収録されていた曲。
この曲は,Bank Bandを初めとしてたくさんのアーティストにカバーされているので,曲を知っているという方は多いと思う。
岡村靖幸については,最近ちょっとだけテレビの露出はあるものの,どちらかというと,知る人ぞ知る,って感じなのかな,今は。
岡村靖幸は,もともと歌手というより,作曲で音楽の世界に入った人だ。
渡辺美里のデビューアルバム「eyes」2枚目のアルバム「Lovin' you」には,かなりの楽曲を提供している。特に「Lovin' you」については,ほんどの楽曲の作曲を,小室哲哉か岡村靖幸が担当している。
気持ちよく聴けるのが小室さんの楽曲に多く,どこか引っかかるのが岡村靖幸作曲の曲が多い。
平成の曲とはそれるが,このアルバムのラストを飾る「Lovin' you」(渡辺美里作詞 岡村靖幸作曲)は,超名曲。岡村靖幸が歌ったバージョンも貼っておく。
さて,「カルアミルク」の話だが,尾崎豊が「気持ち悪い」と感想を述べた程のこってりファンキーなアルバム「家庭教師」の2曲目に収録。
このアルバムは,全編岡村ちゃんの世界観全開という感じのファンキーな曲ぞろい。そういう意味ではアルバム内では少し異色なの曲なのだが,2曲目にきれいに収まっている。
曲自体は文句なしの名曲。
シングルカットされなかったからか,どうもプロモが見当たらない。
こんなライブ映像しかありませんが,すみません。
星のラブレター(THE BOOM)
THE BOOM は,所謂第二次バンドブームの中から誕生したバンドだ。
結成当初は,基本的に,スカバンドだった。
スカ,と言われても,ピンと来ない方は,東京スカパラダイスオーケストラの曲を想起してもらうとよい。THE BOOMの初期の曲は,楽器構成こそ違うものの,リズムは両者に共通していると,多くの方が感じるはずだ。
THE BOOMは,3枚目の「JAPANESKA」辺りから沖縄音楽を取り入れはじめ,4枚目の「思春期」に収録された島唄は,かなり経ってたからオリオンビールのコマーシャルソングとして沖縄から全国に広がっていく。
その後は,日本の民謡を含めた民族音楽を取り入れ,多国籍なルーツを持つ異色なバンドとして成長していった。
日本のロックバンドの多様性を広げたバンドだと思う。
「星のラブレター」(1989年 平成元年)は,デビューアルバムに収められている。当時,この曲の「あんなに 楽しかった 夏休みだったのに 君のママとも なかよくなったのに」の辺りの,ギターの弦を「キュッ」と擦る音を,どのアンプとスピーカーが気持ちよく再生できるか聞き比べた。
カブトムシ(aiko)
aikoは,個人的に好きな女性ボーカリストでかなり長い間上位にいる。
この人,本当に歌が巧い。圧倒的に巧い。
カラオケで歌うとよく分かると思うが,曲のコード進行が変態的で,普通にうまい程度の人が歌うと,まず,どこかで外す。
胸のどこかにちょっと,チクッではなく,ムニュっと引っかかるメロディーを,すっきり爽快でもなく,しかし例えば絢香のようなコッテリした感じを出し過ぎず,絶妙なバランスで歌う。
一般人が歌うにはハードルの高い歌を歌っているにも関わらず,そのバランス感覚からある程度の大衆性も獲得し,テレビというメディアにも順応しているので,お茶の間でも目にすることが多かった。
カブトムシ(平成11年 1999年)は,初期の名作である。
テレビで放送されたこのライブは,aikoのボーカリストの素晴らしさが存分に発揮されている。
平成の名曲,集めることにした。
気づけば,平成30年も,あと1か月。
テレビで,チラチラと始まったのが,平成の名曲特集コーナー。
これが,酷すぎる。
ジャニーズとAKBグループとEXILE関係を出しときゃ,視聴率取れるでしょ,的な歌番組。
僕的には,AKBとEXILEは,基本的に音楽やってるんじゃなくてダンス,もっというと,高精度のマスゲームやってるんだから,純粋な音楽番組に出るのはどうなんだろうと思うんだが,今やテレビに関しては完全にメインになってしまっている。
おかげで,この10年くらいは,まともなバンド,ボーカリストは民放の音楽番組にあまり出なくなってしまった。
残念だ。しかし,今はYouTubeがあるから,好きなバンドのプロモも古いライブ映像も視聴できるから,まあいいか。
いいのか?それでいいのか?
なんか,民放も一つくらいは,まともな音楽番組をやってくれないかなあ,とフラストレーションを溜める毎日。
そこで,平成の名曲,名盤(アルバム)を,個人的に集めてみることにした。
特に縛りはないが,名曲に関しては,できるだけ,1アーティスト(バンド)名義で1曲,でいきたいなとは思います。
世の中にはたくさんの騙しが潜んでいる ~渋谷「ハロウィン」騒動~
誤解を防ぐために,最初に断っておく。
わたしは,ハロウィンに参加したり,仮装して楽しんでいる人を否定してる訳ではない。趣味や娯楽,人生の楽しみ方は人それぞれ。好きにやればいい。わたしも好きにやっている。
しかし,ここ数年のハロウィンの熱狂ぶりには,正直,ちょっとあきれていた。
ハロウィンにコスプレして町を闊歩することが,渋谷交差点を埋め尽くす程の市民権を得る「普通」の楽しみ方なのか。
マナーを守れないアホが町をゴミだらけにして,あげくは,車をひっくり返す輩も発生。
恐らく,本物のコスプレイヤーたちは,ハロウィンで騒ぐ「にわかコスプレイヤー」の暴挙を苦々しく思っていることと思う。
大体ハロウィンも,経済効果を狙っての仕掛け人がいるわけでしょ。彼らは,それにうまく乗せられているわけですよ。騙されてる。
「楽しいですよ,乗ってくださいよ,乗らないと遅れちゃいますよ」って。
で,乗せられてる人も,ハロウィン自体が楽しいわけではなく,お祭りに乗ってる自分が楽しい,というか,楽しんでる自分を見せたい。
ところが,結果,やりすぎて渋谷の経済効果ダウン,って悲しい結果。
公的な空間ではなく,もっと閉じた空間で,やればいいと思う。
例えば,ドーム一個借り切って,そこでみんなで集まってやればいい。そしたら誰も文句言いませんよ。
公道は,ハロウィンが楽しみな人も,そうでない人も使う空間なんだから。
とりあえず,車を襲った若者は,きちんと処罰されるべきです。マスコミさん,そういうとこはちゃんとやってよね,報道。
本棚作ってみました。
断捨離できない人なので、本、雑誌(主に音楽誌)、アナログレコードにCDが二階に散乱。
まだ、カセットテープやVHSのテープもあるのはご愛嬌。。。
さて、2ヶ月程前からネットで情報を漁り、暇々でシミュレーションしたり、試作したりして準備してきた本棚、本日無事に仮設置完了です。
移動できることと、いろんなサイズの本等が収まることが条件。
板を支えているキューブの大きさを工夫してみました。縦横に置くことで文庫本、単行本に、対応、さらに2段重ねてでアナログレコードにも対応です。
あ、今回最下段は、部屋の隅にあった部品取り用のスピーカーを使ってます。ツィーター取っちゃってますが。。。
キューブに板載せただけなので、若干グラグラ。多分ちゃんと本を詰めれば安定すると思いますが、安定しなければ、転倒防止の金具でもつけようかな。